Thursday, March 15, 2012

ケーブル道の初心にかえれた瞬間

 スピーカーのセッティングをいろいろやってもらったんですが、やっぱりワタシの制作スタイルには合わなかった。
 あのセッティングは聴くのはカナリ楽だったけど、制作には向かないみたいだ。あのセッティングは逆にクラブとかの方が向いているかも。いろいんなポジションで聴いてもワリカし均一に聴こえるサウンド。それでいてしゃべりやすいという。

 いつものエンジニア、ツカちゃんを呼んでセッティングやってもらった。
 ルームチューニングはそのままで、スピーカーのセッティングのみ。
 彼はいつも耳だけでセッティングする。それでドカンとした鳴りを作ってくれる。
 セッティングが終わったらケーブルでのサウンド作り。
 いろんなケーブルを差し替えて、音の通り道は全てBlack Mambaに変更。完成品もあれば自作でプラグが違う物もあるが、ケーブルは全てBlack Mamba。

 初めての防音スタジオでのケーブルのリファレンスは、改めてケーブル毎のサウンドを再確認できた。
 初めてTUNAMIを聴いた時のガッツ。Black Mamba Σのハイの強調されたサウンド。ケーブル道に入ってからの感動がよみがえってきた。

 以前のルームチューニングの時にREQST西野さんが自前で持って来ていたケーブルがREQSTのZ-LNC01 SP/XLR1.5でした。ワタシは一聴してキックの重さを感じたので、試しに1セット購入してみた。
 じっくり試聴してみたが、やっぱりベース強調タイプだ。ホントにキックが重い。しかしワタシの制作には向かなかった。制作過程の高・中域の情報がちょっと足らない。リスニングには向いているが制作では使いづらい印象だった。
 またまたコチラもクラブ向きなサウンドだと思う。取り回しもいいし、滑らかで狭い所のセッティングにももってこいです。

 制作のサウンドとリスニングのサウンドの明確な違いが分かった良い経験をさせてもらいました。