Monday, November 8, 2010

六連銭ヒット祈願 真田信吉墓参り

 上野国利根郡、現在の群馬県沼田市に真田信吉の墓はあります。単にワタシの生まれ故郷です。真田氏は1590年から約90年間沼田藩を統治していました。沼田城の初代城主が真田信之で、その弟があの有名な真田幸村(信繁)です。今回墓参りした真田信吉は信之の長男で、二代目城主にあたります。
 
 天桂寺に信吉の墓はあります。上の写真が天桂寺です。
 ワリとしょぼいサインしかないので、見落としがちです。ワタシも、真田の墓としては初めて行きました。行ってみたらなんてことはない、ワタシの先祖の墓地の裏でした。
 左の写真下のサインに迦葉山(かしょうざん)と書いてありますが、その山にある迦葉山弥勒寺で信吉は荼毘に付されたそうです。我々の地元では迦葉山と言えばその寺を指します。

 それぞれのサインの右側にはエンブレム的なモノがあるのですが(写真クリックでデカくなる)そこに最初の六連銭があります。
 信吉の墓の説明はどーぞ右写真クリックでご覧ください。




 天桂寺内のいたるところに六連銭の紋があります。まず寺の建物の正面のガラスに。
 水道にも六連銭。よく見るとその上のふくろうのお腹も六連銭的デザイン。
 さらにその隣くらいにあった石像ももちろん六連銭。鬼瓦的なモノも六連銭。
 探せばいくらでも出てきそうな感があります。
 このお寺立地的に恐らくワタシが幼少の頃は学童保育していたところだと思います。




 知らない間に凄くきれいになっていたので気づきませんでしたが、寺の左側にあった、使われてなさそうな建物がその昔学童保育やっていたところに違いないです。多分。NHKか何かのドラマで観光客来たんですかね?昔はもうちょっとボロい寺だったよ。

 信吉の墓がどこにあるのか分からないので、住職に聞いてみたが、慣れた様子で「どこから来たの?」的な。東京の世田谷から来たと告げると「三茶も変わったよね〜」みたいな。ワタシもワタシで地元と名乗らずに東京とか言ってるし。しかもスグに原町の片桐だとバレるし。


 とにかく地元の人間は真田に全く興味が無いのよ。学校で習うことも無ければ、真田の祭りも無い。真田を崇めることは全く無い。聞いたことも無いというのが事実です。五代目の信利に重い年貢を課せられて、町民は相当苦しんだらしいので真田をアゲることは無いのでしょう。(推測。だって誰も話しないもん)
 これが信吉の墓です。寺を通らずにダイレクトに墓に行けば、実家から徒歩5分です。
 寺の右側のどぶ川を挟んだ向こう側に墓地があります。普通の人たちの墓に紛れてあるので、看板を見落とすと発見は困難だと思います。
 墓の作りは立派ですが、どうも扱われ方は雑ですね。

 ご覧の通り、墓石には六連銭が刻まれています。

 お参りするDisoscillators。

 オマケ

 天桂寺と同じ通りの逆サイの寺に真田家の墓があると知って行ってみました。
 四代目沼田城主信政の次男又八郎信守の墓です。こっちは思いっきり質素な墓です。地面ダイレクト。この墓はマジで看板見逃すくらい地味です。
 
 今幼少時代を振り返ると、遊んだ場所や抜け道の類いが寺や墓だったと回想しました。そんな場所に歴史上の人物の墓あるなんて、今まで考えたことも無かったです。
 
 まあ、ワタシなんざそんな程度ですから、ヒット祈願なんていってもね〜。
 ただ、六連銭には不惜身命という意味があるので、今の自分にはホントにぴったりだなと思いまして、地元に伝わる六連銭と自分の気持ちをリンクさせたわけです。

 今週水曜日発売のDisoscillatorsの六連銭よろしくお願いします。
試聴その1
試聴その2